記事一覧

海外で働く男の腕時計

私には少し年の離れた弟がいます。おとなしく神経質な性格で、海外旅行なんて絶対に行かない人間でした。社会人になってもパスポートを持たず英語も全く話せません。(注:ちなみに日本人でパスポートを持っている人の割合は25%未満です。4人に1人も所持していません)そんな男が40歳も半ばを過ぎてから専門商社転職&海外単身赴任と言い出した時は正気かと思いましたよ。新築のマンション買ったばかりなのに・・・おまけに勤務地...

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SKX007 10年目の真実(その5)

SKX007を分解したまま放置するわけにもいかないので、組み立てます。外装は研磨、ガラスとベゼルインサートは交換します。カスタムで遊んでいるので、取り外した純正部品は余っていますから。まずケース研磨から。あそこまで傷だらけだと、ステンレス磨きをつけた布で擦ったくらいではきれいになりません。木片で研磨後に青棒で仕上げます(文字の映り込みをご覧下さい)傷だらけのインサートを取り外し、別の時計のカスタムの際に...

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SKX007 10年目の真実(その4)

---前回の続き---ただし計測器を使ってチェックすると、明らかに潤滑油が切れており、今後精度が悪化することが予想されます。しれっと書きましたが、本当に潤滑油が切れているのでしょうか?そもそも、振り角って何度なら正常なのでしょう?振り角が落ちるのは、ホントに潤滑油のせいなの?突然ですが、委託販売で有名が某店では、販売価格が4万円を超える設定をすると強制的にコンディションチェックを受けさせられます。販売が...

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SKX007 10年目の真実(その3)

グラファーで精度を確認したら、ケースを開けてみる事にします。まずダイバーウオッチでトラブルの多い回転ベゼルです。極端に回すことが重い場合と、軽すぎてスカスカの2パターンが多い。回転が重すぎる場合は内部の汚れが原因。軽すぎる場合はラチェットプレートかベゼルのクリック面の損耗が原因。この個体や”やや”軽めでした。ケース裏蓋と側面の状態。裏蓋とケースの接合部が腐食して”とんでもない”状態になっている個体もあ...

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SKX007 10年目の真実(その2)

とりあえずハンドソープで全体を洗浄してから、NATOベルトに交換して試用してみます。針回しや、曜日・日付の早送りには問題ありません。ネジロック式リューズも問題なし。最初に12時間連続装着して歩度を計測してみます。スマホによると装着した日の活動量は10,000万歩(歩行距離約8km)なので平均以上です。手巻き機能が無いので、取扱説明書通りに最初は20回くらい振って作動させ、あとは腕に装着し続け。装着して最初の1時間...

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